毛を編んでセーターを作ったり肉を食べる事もできる便利なヤツなのさ!
未(ひつじ)として十二支の一つに入っているように、中国では8,000年以上前から飼育されていた。最初にヒツジが家畜化されたのは、現在の中近東にいたアジアムフロンではないかと言われている。毛を刈って衣料に利用する、肉を食用にする、乳を飲用または乳製品への加工に用いるなど、人間はヒツジをさまざまな形で用いてきた。
日本でも不眠時に「一匹、二匹」と数を数える場合があるが、本来はsheep(ヒツジ)とsleep(睡眠)をかけた一種の英語の駄洒落に由来する。また犬種にShetland
Sheepdog(シェットランド・シープドッグ)の様にsheepdogと付くものがあるが、これはヒツジ犬(ヒツジに似た犬)ではなく牧羊犬に適した犬種であることを示している。これらは、英語圏を初めとする欧州地域でのヒツジが比較的身近な家畜である顕著な例でもある。 砂漠や山岳地帯など、さまざまな環境に適応した固有の種がある。 戦前、防寒具の原料を自給するためにと輸入されたのが、日本での本格的なヒツジの飼育のはじめとされている。ジンギスカン鍋は、毛を刈った後で潰したヒツジの大量の肉を消費する方法として、新しく考案された。 角はオス・メスの両方にあり、メスの角は短くまっすぐだが、オスの角は長くて曲がったり、ねじれたりする。 通常は、150日ぐらいで仔を1頭だけ産むが、2頭あるいは3頭産むときもある。 |